わが家の愛犬はミニチュアシュナウザーの
アッシュ。今年で13歳を迎えた老犬。
13年前にペットショップで一目惚れして家族
になった犬です。
そんな愛犬の様子が最近おかしい。
歩き方が不安定でいつもフラフラしていたり
階段を登ったり、起伏のある地面の上を歩く
のが困難になってきました。
食欲は旺盛なのですが、食べにくそうでいつ
もボロボロこぼしています。
大きな声で呼んでも気づいていないのか
反応がない。
視力もおちているのか、よく物にぶつかる。
散歩から帰っても自宅を間違えたりすること
が多く、家の中のあっちこっちでおしっこを
するようになりました。(今は家中がトイレ
です)
そして、ほぼ一日中寝ています。
極めつけは、首が曲がってきたことと、認知
症のように旋回運動することが多くなってき
たこと。
これらの症状をネットで調べると、
どうも犬の脳腫瘍の可能性が高い。
犬の脳腫瘍とは、
中年齢~高年齢の犬で多く見られる病気。
発症しても特に目立った症状が見られないこ
ともあるようで、腫瘍ができた部位によって
は、てんかんの様な発作や斜頸(しゃけい:
頭と首が傾いてしまうこと)、旋回運動、運
動失調などが起こることもあるそうです。
犬にとっては珍しい病気ではなく、95%の犬
が7歳以上に発生するので、年齢が犬の脳腫
瘍の主な原因だと考えられているそうです。
治療方法はないわけではないようですが、
根治するのは難しいそうです。
何よりも13歳という年齢を考えると全身麻酔
だけでもかなりな負担。
その上、この子は心臓の弁にも問題があるよ
うで呼吸が荒く、最近は心臓病の療養食を食
べている状態。
正直、負担のかかる治療は考えられません。
だから、私たち家族にできることは、少しで
も長く生きてくれるよう祈ることだけ。
毎日、元気で生きていてくれることに感謝す
るだけです。
犬を飼い始めた時から、いつかこの日が来る
ことは覚悟はしていたつもりなのですが、
いざ、その時が近づいていると思うと、その
覚悟がいかに安易なものか実感しています。
今は、ふとその瞬間を思うだけで、涙がこぼ
れそうになるくらい。
わが家では、私が真っ先にペットロスになる
んじゃないか・・・と疑われています。
とはいえ、いつかはそんな日が必ずやってき
ます。それまでは全力で可愛がること。
今はそれしかできません。
一日一日を大切に。
後悔のないよう過ごしたいと思います。