ピコ太郎フィーバーが意味すること。

 

ピコ太郎が大ブレークしています。

 

世界デビュー曲となった「PPAP」が、

全米シングルチャートトップ100で、日本

人歌手として26年ぶりにランクイン。

 

さらに、歴代チャートイン曲の中で最短の曲

としてギネス世界記録に認定されたという快

挙も達成。

 

本人いわく「10万円で作った」、1分に満た

ない動画が、瞬く間に世界中のネットユーザ

ーの間でブームになりました。

 

ブレークのきっかけは、ジャスティン・ビー

バー(カナダ出身の人気歌手、彼のTwitterに

は6,500万人のフォロワーがいる)が、

Twitterで”お気に入りの動画だ"とツイート

したこと。

 

この投稿に6万件もの「いいね!」がつき、

世界に向けて拡散されたのがピコ太郎人気の

きっかけです。

 

で、何が言いたいのかというと、

世の中の売れる仕組みが変わったということ

です。

 

売れる仕組み自体は変わってはいないのかも

しれませんが、売れ行きを左右する要素が大

きく変わったということ。

 

売れ行きを左右する要素の筆頭に、他人の

評価が来るようになったということです。

 

もちろん、以前から他人の評価は売れ行きに

大きく関わってきました。

 

お客様の声や有名人の声、はたまた大学教授

や医者など権威者の声は売れ行きを左右する

重要な部分。

 

私たちは、社会的証明と言ってチラシや広告

などで活用してきました。

 

それが今、最も優先すべき項目に順位を上げ

てきたのです。

 

Twitterをはじめ、Facebookや、インスタ

グラムなどSNSと呼ばれるソーシャルネット

ワーキングサービスが普及した今、他人の評

価は自分の行動を決める最も重要な要素。

 

どれだけ多くの人がそれを支持しているかに

よって、自分もそれを支持するかどうか判断

します。

 

要するに、他人の評価が自分の評価につなが

るのです。

 

それはある意味、企業が伝える商品の良さは

信用していないということ。生身の人間の評

価の方が信用できるということの表れです。

 

だから、「いいね!」が多かったり、フォロ

ワーが多かったりすると無条件で信用してし

まうのです。

 

これはもう止められない現実。

SNSが社会のインフラとなった今、この現実

から逃げても何の得もありません。

 

だとすれば、この現象をうまく利用するこ

と。つまり、「いいね!」やお客様からの評

価を上げることに注力することです。

 

あなたの物件にどれだけの「いいね!」がも

らえるか、あなたの会社にどれだけの

「いいね!」がもらえるか。

 

それを突き詰めていくことが売上を伸ばすこ

とにつながります。

 

これはある意味、過酷な仕事。

単発なら、一瞬なら、「いいね!」を集める

ことができても、継続的に集めるには、組織

として真剣に取り組まなければなりません。

 

つまり、本気の会社しかできないというこ

と。本物しか生き残れない時代になったとい

うことです。

 

そこのところくれぐれもお忘れなく。