マスコミに騙されるな!

 

トランプ・ショックが吹き荒れています。

 

これからアメリカがどうなるとか、

これから世界経済がどうなるとか、

ということではありません。

 

マスコミに対する不信が高まっている、

ということです。

 

事前調査では、95%の確率でクリントン大統

領誕生だったはずですが、蓋を開けてみれば

トランプの圧勝。

 

アメリカの超エリート集団の予想をことごと

く打ち砕いたのですから、その衝撃は計り知

れません。

 

バイアス(偏向)がかかっていたといえば

それまでですが、そもそも報道にバイアスを

かけること自体が問題。

 

それでは、報道そのものを信じることができ

ません。

 

しかし、今回それが白日のもとに晒されまし

た。もう、マスコミは信じられない…という

イメージが、少なくとも私たちコンサルタン

トや商品企画をする担当者、経営者は持つべ

きです。

 

正直、私たちは今まで多くのマスコミの記事

を参考にビジネスを組み立ててきました。

 

その全てがマスコミによって作られた偏向記

事とは言いませんが、なかには彼らの思惑に

沿った記事も多かったはずです。

 

何しろ、彼らの食い扶持は広告宣伝費。

 

大量の広告宣伝費を払ってくれるクライアン

トに不都合なことは一切書かないのが常識です。

 

だから、より多くの広告宣伝費を払ってくれ

るように誘導するのは当たり前。

 

知らぬはクライアントばかりなり、

という状態だったのかもしれません。

 

もちろん、なかには正しい調査報告に基づい

たものもあるでしょう。

 

しかし、今回トランプ・ショックでわかった

ことは、そんな正しい調査報告もお客様の本

音を表しているとは限らないということです。

 

ヒラリーに投票するよ、と言っていた人が

実際には、トランプに投票していたというこ

とがわかったわけですから、人は本音と建前

を使い分ける動物だということが証明された

わけです。

 

だとすれば、私たちはどうしたらいいのか?

 

できる限り、自分でお客様の本音を探る努力

をするということです。

 

マスコミの意見を鵜呑みにしないで、少し疑

ってかかるのがちょうどいいということです。

 

そのためには、私たちは自分で裏を取る必要

があります。例えば、何かが流行しているの

であれば、なぜそれが流行しているのか?

 

どの部分が人々を熱狂させているのかを自分

で確かめてみるということです。

 

そうすれば、流行の正体、お客様を熱狂させ

るものの正体がわかるということ。そしてそ

れを自分のビジネスにも応用できるというこ

とです。

 

だから、ポケモンGoはやってみるべきだし、

YouTubeで「P.P.A.P.」は見るべき。

できれば「君の名は。」を映画館に行って観

るべきです。

 

それができないなら、商品企画には一切携わ

らないこと。部下に任せることです。

 

中途半端は最悪ですよ。