需要のある商品と売りたい商品。

 

ビジネスがうまく行っている人とうまく行っ

ていない人の違いは色々ありますが、大きな

違いは需要のある商品を売っているか、いな

いか。

 

うまく行っている人は需要のある商品を売り

うまく行っていない人は売りたい商品を売っ

ている。

 

売りたい商品が売れないということではあり

ません。売りたい商品を売って成功している

人もいます。

 

ただし、売りたい商品が売れるようになるに

は努力と忍耐が必要。時間がかかるのが一般

的です。

 

それに対して、需要のある商品を売っている

人は、成功が早い。すでに需要があるので商

品さえ提供すればすぐに売れていく。

 

問題は、需要のある商品と売りたい商品は違

うことがほとんどだということ。ものづくり

にこだわりのあるような人なら尚更、そのギ

ャップに悩まされます。

 

要するに、需要のある商品を売るには割り切

りが必要だということ。

 

会社がある程度の規模になるまでは、割り切

って需要のある商品を販売することに徹する

ことが必要かもしれません。

 

需要のある商品を販売して大成功した会社は

たくさんあります。建売業界では、パワービ

ルダー、企業ではオープンハウスなどが典型

でしょう。

 

オープンハウスについては、いろんなことが

言われていますが、参考になることも山ほど

あります。

 

とりわけ、需要を元にした商品企画はお見

事。営業出身の会社ならではの商品企画で

す。

 

もっとも、その商品がいいか悪いか、

好きか嫌いかは別。

 

ものづくりにこだわる会社からすればこんな

家・・・というところでしょう。

 

しかし、どちらが売れているかは一目瞭然。

圧倒的に売れているのはオープンハウス。

その勢いは未だに止まりません。

 

だから売れていない会社、まだ売上が安定し

ていない会社は、需要のある物件づくりを優

先することが大事。ある程度の資金力がない

と売りたい物件で成功するのは大変だからで

す。

 

ただ、精神的にはどちらが健全かというと売

りたい物件を売っている人。お金のためとは

いえ、自分が欲しくない家を売るのは精神的

には健全ではありません。

 

問題は、切り替えのタイミング。

一度、ラクしてお金儲けをしてしまうと、

そこから抜け出すのは大変です。

 

大切なのはこんな家を売りたいという夢を持

ち続けること。それさえ持ち続ければ切り替

えのタイミングを間違うことはありません。

 

夢、大切です。