考える時間を取っていますか?

 

大きな利益を生み出すために必要なこと、

それは、「考える」ことです。

 

商品について考える。

お客様の悩みについて考える。

競合について考える。

社員の不満について考える。

ビジネスモデルについて考える。等々

とにかく考え、新しい解決策を実行すること

で売上は大きく伸びます。

 

では、どれだけ社長や社員が考える時間を

持っているか、というとはなはだ疑問。

 

ほとんど考える時間を持たずに、ただ作業し

ているという社長や社員ばかりです。

 

これはうまくいっている会社もうまくいって

ない会社も同じ。

 

なぜなら作業することが仕事だと思っている

人が多いからです。

 

確かに、作業は重要です。

作業しなければ仕事は終わりませんから、

必然的にやらざるを得ません。

 

しかし、それだけが仕事ではありません。

作業の中で問題点を見つけ、それを改善する

のも仕事。

 

ちょっとした改善をするだけで仕事効率は大

きく変わるもの。そのためには改善策を考え

る時間が必要です。

 

とはいっても、なかなか考える時間を取れな

いという人、会社もあります。

 

そこで参考にしていただきたいのが、

ある会社の例です。

 

その会社の社長は考える時間がないことに

悩んでいました。

 

自分はいざとなればカフェに避難すればなん

とかなるのですが、社員はそうはいきません。

 

そこで社長がとった解決策は、会社の始業時

間を遅らせることでした。

 

それまで、9時からだった始業時間を10時に

変えたのです。

 

変えたといっても社員が出社する時間は以前

と同じ9時。取引先やお客様などへ対応する

対外的な始業時間を1時間遅らせたのです。

 

で、その間は電話は一切禁止。

社員同士の会話も基本的には禁止。

強制的に静かな環境を作りあげたのです。

 

多くの社員が集まる事務所で考え事ができな

い最大の理由は、電話や他の社員の会話。

 

集中しようとすればするほど、そんな電話や

会話が気になるものです。とりわけ電話や来

社はこちらの都合を無視することがほとん

ど。強制的に集中力を途切れさせます。

 

だから、それを一切排除するために電話、

会話一切禁止という時間を設けたのです。

 

そして、この1時間は静かにさえしていれば何

をやってもOK。好きな本を読むも良し、仕事

について考えるも良し。とにかく、自分と向

き合う時間に費やすようにさせたのです。

 

静まり返った朝の雰囲気は慣れない間は少し

異様ですが、効果は絶大。画期的なアイデア

や商品が生まれています。

 

あなたは考える時間をとっていますか?

 

もし、考える時間がないなら強制的に取る工

夫をしましょう。大きな利益は考える時間か

ら生まれるもの。作業からは生まれません。

 

お試しください。