ビジネスにとって最悪な数字とは?

 

先日、「アパートローンの急増に対し、金融

庁・日銀が監視を強めている」という報道が

ありました。

 

過去にも同様の報道がありましたが、

今回は以前のものより本格的(笑)。

 

まだ一斉に融資が止まるということではあり

ませんが、今より厳しくなりそうです。

 

そうは言っても、厳しくなる厳しくなるとい

いながら融資されてきたのが今まで。どうせ

今回も大した影響はないだろう、と思ってい

る人も多いことでしょう。

 

結果的に大した影響がなければいいのですが

「備え」をするというのも経営にとっては大

事。それができているかどうかで、会社の運

命は大きく変わります。

 

経営者にとって大切なことは、ビジネスを長

く続けること。一時的に莫大な利益を上げる

ことではありません。

 

少しずつでもいいから毎年確実に利益を伸ば

し続ける、そんな経営こそが理想です。

 

そのために注意しなければいけないのが、

「1」という数字。経営にとって最悪な数字

は「1」だからです。

 

例えば、

仕入れ先が1箇所しかない

仕入先が1パターンになっている

販売先が1箇所しかない

販売先が1パターンになっている

集客手段が1つしかない

集客手段が1パターンになっている

販売する商品が1つしかない 

融資先が1箇所しかない 等々

 

要するに1つ(1パターン)がうまくいかな

くなると、経営が立ち行かなくなるという

状態にならないようにすることです。

 

うまく行っている会社も

うまく行っていない会社も

ビジネスを長く続けていると、その商品、

その仕入先、その販売方法が永遠に続くよう

に感じてしまいます。

 

しかし、現実はその逆。

永遠に続く商品もなければ、永遠に続く仕入

先も、販売方法もありません。時間とともに

劣化するのが普通。

 

ある日、突然使えなくなって慌てる、という

ことをなくすには、その前からの備えが重要

です。

 

それをわかっている経営者は、仕入先にし

ろ、販売する商品にしろ、「1」にならない

ように準備をしています。

 

常に、この仕入先、この商品が急に使えなく

なったらどうしよう、というシミュレーショ

ンをしているのです。

 

仕入れがうまく行っているからこそ、

新規の仕入先を開拓する、

 

販売がうまく行っているからこそ、

新たな販売ルートが確立できないか考える、

 

売れている商品だからこそ、

もっと売れる商品を開発できないか考える、

 

そんな姿勢が大事です。

 

あなたのビジネスで「1」になっている部分

はありませんか?

 

ビジネスにおいて「1」は最悪の数字。

一刻も早く「1」から抜け出すことが大切です。