売上を伸ばしたい多くの人が間違えることが
あります。それは、
どんな商品をつくればいいのか？
と、まず最初に考えてしまうことです。
要するに、いい商品をつくれば売れるという
発想です。
いい商品をつくることは決して間違いではあ
りません。でも、いい商品をつくれば売れる
という発想は間違いです。
現代のように似たような商品が溢れている時
代では、いい商品をつくることはゴールには
なりません。
では、どうしたらいいのか？
考える順序を変えることです。
建売業者さんをはじめ、モノづくりをする業
者さんは、まずどんな商品をつくれば売れる
だろうという発想からモノづくりを考えます。
しかし、正しいモノづくりの順序は
誰のために商品をつくるのかを最初に考える
こと。ターゲットを明確にすることです。
つまり、いい商品をつくってからその商品の
価値を伝えるのではなく、
ターゲットを絞ってからその人が最も価値を
感じてくれる商品をつくること。
これが正しい順序です。
それを間違えると、商品はいいのだけど売れ
ないという事態が生まれます。
そして、売れないのはまだ努力が足りないか
らだ・・・と自分を責め、もっといい商品を
つくらなければいけないとモノづくり地獄に
陥ってしまうのです。
ここで注意しなければいけないことは、
お客様は究極の商品が欲しいわけではないと
いうことです。
究極の素材が必要な訳でも、
究極の技術が必要な訳でもありません。
お客様は自分の悩みや望みを解決してくれる
商品が必要なだけ。自分の悩みや願望を満た
してさえくれれば究極のモノでなくても十分
満足できるということです。
だからこそ、誰のための商品なのかを
まず最初に明確にすることが必要なのです。
誰のための商品なのかがわかれば、その人が
求めている商品のレベルがわかります。
究極を求めているのか、
ワンランク上を求めているのか、
そこそこでいいのか、がわかります。
そうすれば、ムダな商品開発は必要ありませ
ん。お客様が望む価格で望むレベルの商品を
開発すればいいので、異常に価格が高くなる
というリスクも避けられます。
その上、ターゲット層が明確になればその人
がどこに住んで、どんな情報媒体を利用して
物件情報を収集するか、どんな接客方法をす
れば満足してくれるかもわかります。
つまり、ムダな営業経費をかけることなく
集客できるようになるということです。
モノを販売する上で一番重要なことは、
その商品は誰のための商品なのかを明確にす
ること。その商品は誰のどんな悩みを解決す
るのか、どんな願望を叶えるのかを明確にす
ることです。
それさえ徹底できればあなたの商品は見違え
るように売れるようになります。お試しくだ
さい。