建売業者がマネすべき販促手段。

 

モノを売るにはコツがあります。

 

コツを知っている人は簡単にモノが売れます

が、そうでない人は苦労して苦労してモノを

売ることになります。

 

建売住宅を売るコツは色々ありますが、

とりわけ簡単なコツは、家具を入れること。

完成物件に素敵な家具を入れることです。

 

これなどは、ありふれた販売のコツなのです

が、やっている建売会社は多くはありません。

 

むしろ、驚くほどできていないのがこのコツ。

マンション業界出身の私としてはいつも頭の中

に「???」が踊ります。

 

裏を返せば、これが自然にできるようになる

だけで売上は、数十パーセントアップするの

は確実。販売期間も相当短くなることでしょう。

 

しかし、できない人にはできないもの。

どれだけコツを伝えても伝わらないものです。

 

この簡単なコツについての反論は、

やってみたけど効果がなかった・・・

コストがかかりすぎて採算が合わない・・・

というもの。

 

試しにに家具を入れてみたけど、思うように

売れなかったからヤメたというのが定番です。

 

実際、そんな現場もなんども見ましたが、

家具が原因とは言えない現場がほとんど。

 

そもそも、家具以前に売れない要素が多いの

がお決まりです。

 

ただ、中にはせっかく入れた家具が活きてい

ないということも多々あります。

 

家具のセレクトが中途半端だったり、

お金の掛け方が中途半端だったりで、物件が

引き立っていないケースです。

 

そこで注目して欲しいのが雑貨の利用です。

 

いい家具を入れたのにイマイチ効果が出ない

という場合は、雑貨がないことがほとんど。

 

この場合は、雑貨を入れることでモデルハウ

ス自体が見違えるように生まれ変わります。

 

ポイントは、センスのいい人が住んでいる家

のように見せること。

 

憧れのライフスタイルが手を伸ばせば掴める

ように表現することです。

 

もちろん、それはやったことのない建売業者

さんには無理な話。失敗したくないならイン

テリアコーディネーターに頼むことです

 

もっとも最初はそのコストに驚かされますが

何度か利用すれば自分たちでも十分コーディ

ネイトすることができるようになります。

 

雑貨や家具は、場合によっては倉庫にしまっ

ておいて使い回しするようにすればいずれ投

資資金は回収できます。

 

大切なことは、これらの費用を事業計画に組

みこんでおくということです。最初から必要

な経費として事業計画を立てる習慣を作るこ

と。それに見合った用地を購入することです。

 

営業マンの質がどんどん下がっています。

それに対してお客様の物件を見る目はどんど

ん上がっています。

 

このギャップを埋めるには、売主が成長する

しかありません。そのためには売主が物件を

魅力的に見せる技術を学ぶことが一番簡単。

 

ライバルが躊躇している分野であればなおさ

ら取り組むべき部分です。

 

お試しください。