新しい住まいのインフラ。

 

先日、佐川急便のドライバーが宅配便を投げ

つける動画が投稿されました。

 

暮れの忙しい時期、ドライバーも相当ストレ

スが溜まっていたのでしょう。その行為自体

は決して容認できることではありませんが、

ドライバーの気持ちも、わからなくはありま

せん。

 

ある調査によれば、宅配ドライバーひとり当

たりの配達量は1日約200個。それだけでも大

変ですが、時間指定や再配達、集荷などもあ

り、ドライバーの仕事は過酷そのものです。

 

とりわけ、ドライバーを悩ませているのが、

再配達。せっかく配達しても不在の家が多

く再配達率は実に2割にのぼるといいます。

 

そのため、マンションの宅配ボックスはいつ

も満杯。宅配ドライバー同士で取り合いにな

ることも多く、そんなイライラが今回の騒動

の遠因と言われています。

 

とはいえ、宅配便は私たちの生活にとって

もはや欠かせないもの。通常の宅配だけでも

大変なのに、最近は即日配達も増加。

 

アマゾンの即日配達は有名ですが、ついにユ

ニクロも即日配達をするようになりました。

 

ただでさえ、忙しい宅配ドライバー。

即日配達が当たり前になるとその忙しさは

一気に増します。

 

一方で、宅配ドライバー不足は深刻。

多くの宅配ドライバーが過酷な労働環境に根

をあげ数日でやめてしまう人が後をたたない

そうです。

 

こんなニュースを見て思うことは、住まいに

必要なインフラが変わってきたということで

す。

 

昔は郵便受けでこと足りていたものが、

もはや郵便受けでは通用しないということ。

 

宅配便という新しいサービスが当たり前にな

る一方、宅配便を受け取る人が自宅にいない

という現実があり、その穴を埋めるためには

郵便受けではなく宅配ボックスが必要だとい

うことです。

 

宅配ボックス自体は、マンションなどでは比

較的一般的ですが、それでも足りないのが現

実です。まして、一戸建てやアパートなどで

は宅配ボックスはまだまだマイナーな存在で

す。

 

しかし時代は、そんな一戸建てやアパートに

も宅配ボックスを要求し始めたということで

す。

 

ただ、再配達の問題も、ドライバー不足も、

宅配ボックスが各家庭に標準装備されるよう

になれば解決できることですから、今後は一

気に普及が進むことでしょう。

 

だとすれば、建売住宅やアパートなど、

これから新築される物件には宅配ボックスを

標準装備しておくとお客様からは喜ばれると

いうこと。

 

家庭用の宅配ボックスが大きなメリットとし

て差別化に一役買うことができるということ

です。

 

家庭用宅配ボックス付きの新築一戸建て、

宅配ボックス付きの新築アパートは、独身や

共稼ぎ世帯、そして宅配ドライバーにとって

は必要不可欠なもの。

 

そろそろ真剣に導入を考えて見てはいかがで

すか?お客様に喜ばれること請け合いです。