今、最もテレビで見かける芸人といえば、
ピコ太郎。TV番組はもちろん、CMの露出は
異常なほど、他の追随を許しません。
これほど露出すると、すぐに一発屋、今年消
える芸人No. 1などと言われるものですが、
専門家の間では、ちょっと違う評価がされて
います。
それは、「ピコ太郎は本物だ」という評価で
す。専門家がその人を一発屋か本物かを見極
めるポイントは、本人が売れた理由を理解し
ているかどうか。
意図して売れたのか、偶然売れたのかでは
次のチャンスの活かし方が全く違うからで
す。
実際、ピコ太郎は売れた理由をあるインタビ
ューで具体的に語っています。とても興味深
い記事なので、ぜひお読みください。
==========================
● 曲が1分しかない理由
約1分という長さも良かったんだと思います。
一般的に曲といえば5分ほどありますよね。
ただ濃厚な1分間で盛り上がって終わる曲が
あってもいいんじゃないかと。Twitterにア
ップ可能な動画の上限時間も140秒だったり
しますしね。
グラミー賞も受賞している、米国のヒップホ
ップグループ、ブラック・アイド・ピーズの
ウィル・アイ・アムさんが数年前のインタビ
ューで「今後の曲はよりシンプルに、より音
階もなく、1分ぐらいになるんじゃないか」
と言っていたのが、頭のどこかに残っていた
のかもしれません。実際のところは、1分く
らいの長さの曲しか作れないというのもあっ
たりはするんですけど(笑)
●ミュージカルの手法を活用
実はミュージカルなどで使われる、盛り上が
る部分ではBGMを流さない、「ブレイク」と
いうテクニックを使っています。最後の「ペ
ンパイナッポーアッポーペン」がオチという
かサビなので、それを強調して聴かせるため
に、直前で音を止めているんです。相川七瀬
さんの曲『夢見る少女じゃいられない』と同
じ方式と言えば分かりやすいですかね(笑)
●緊張と緩和
また冒頭に、かわいらしい子どもの声で
「ピ、ピコ、ピコ、ピコ太郎」と入れてある
のですが、あれにはお笑いの要素である、
「緊張と緩和」の意味合いがあって。見た目
の怖い僕からいきなり曲を始めるのではなく
子どもの声で1度聴く人たちを「緩和」させ
ておいて、その後に流れる曲をより際立たせ
る効果を狙っています。
●「L」の発音について
「ペンパイナッポーアポーペン」は英語圏の方
からすると「L」が多く入っていて、発音が意
外と難しいらしいんですね。外国の方に「子ど
もはあれを覚えて言いたくなるんだよ」と言わ
れました。最近ではトランプ米国次期大統領の
5歳の孫娘さんが「カバー動画」を上げていて
驚きました。
===========================
要するに、ピコ太郎は売れるためのセオリー
を知っているということ。そして、セオリー
通りに売れる曲(商品)をつくって発表して
いるということです。
これは他の業界でも100%通用する法則で
す。売れる建売住宅にはどんなセオリーがあ
るのか、どれだけセオリーに忠実にビジネス
を組み立てられるかによって、あなたの建売
住宅が売れる確率は大きく変わってくるとい
うことです。
売れる建売住宅のセオリー。
じっくり考えて見てはいかがですか。