高額物件を売りたいなら。

 

建売住宅を販売する上で最も重要なものが、

価格設定。

 

せっかく売れても、

安すぎては利益が出ないし、

高すぎては売れません。

 

だから、

売れるギリギリの価格で設定することが

重要なのですが、これがなかなか難しい。

 

よくある間違いは、

競合を見て価格を設定すること。

 

競合物件がこれくらいの価格で売り出してい

るから、これくらいの価格で売れるだろう、

というやり方です。

 

一見、正しいやり方のように思えますが、

競合の分析を誤ると致命傷になります。

 

なぜなら、

競合とあなたは背景が違うからです。

 

建売住宅に限らず、高額な商品を売るには

「人」が重要になってきます。

 

つまり、強い販売部隊を持っている建売会社

は、高い価格を設定しても売り切ることがで

きますが、強い販売部隊を持っていない会社

は、同じような家をつくっても同じ価格では

売れないからです。

 

多くの建売業者さんは、販売価格は物件の

価値だと考えます。

 

しかし、売れるかどうかは物件だけでは決ま

りません。物件と販売する人。この組み合わ

せによって売れるかどうかが決まるのです。

 

だから、競合の価格で判断する場合は、競合

がどんな販売部隊を持っているか、競合の物

件を売るのは誰か、まで考えて売れる価格を

設定することが重要になるのです。

 

以前、ある会社が工務店向けのノウハウを販

売していたのですが、その会社の販売価格は

30万円でしたが、その会社のノウハウを大手

企業がライセンス契約を取得して販売した時

は、価格が300万円になっていました。

 

全く同じ商品が、無名の会社と大手では10倍

も違っていたのです。

 

で、どちらが売れたか?

 

同じ商品ですが大手の方が爆発的に売れまし

た。要するに、それだけ人の力は大きいとい

うことです。

 

商品自体で差別化することは日々困難になっ

ています。せっかく素晴らしい商品を開発し

ても、すぐマネされるのがオチ。

 

だとすれば、販売力を鍛えること。

販売力のある会社(人)とタッグを組むこと

が高額な商品を販売する上では重要になって

きます。

 

あなたの物件を販売してくれる会社はどんな

会社ですか?

 

販売力のある会社ですか?

それとも、

運を天に任せるような会社でしょうか?

 

どんなに素晴らしい物件をつくっても

売行きを決めるのは販売会社、売る人です。

 

そこのところくれぐれもお忘れなく。