謙虚さの測り方。

 

あなたは「1:29:300の法則」を知ってい

ますか?

 

1:29:300の法則とは、労働災害における

経験則のひとつで、1件の重大事故の背後に

は29の軽微な事故があり、その背景には300

の異常が存在するというものです。

 

この法則を導き出したハーバート・ウィリア

ム・ハインリッヒ(1886年~1962年)に由

来して、ハインリッヒの法則とも呼ばれてい

ます。

 

この法則はビジネスにおける失敗発生率とし

ても活用されています。

 

例えば、1件の大失敗の裏には29件の顧客か

ら寄せられたクレーム(苦情)で明らかにな

った失敗があり、

 

さらにその裏には、

社員が「しまった!」と思っているけど外部

の苦情がないため見逃している300件のケー

ス、つまり認識された潜在的失敗が必ず存在

していると言うことです。

 

要するに、重大な事故(失敗)の前には、

小さな兆候が必ずあるということ。

 

そして、その小さな兆候を見逃さなければ、

重大な事故(失敗)は起こらないということ

です。

 

そこで考えたいのは、事故(失敗)が起きる

原因です。いろんな原因があると思いますが

私は、最大の原因は「謙虚さの欠如」ではな

いかと思います。

 

慣れないうちは仕事に真摯に取り組んでいて

も、慣れてくると次第に謙虚さがなくなるの

が人間。決して悪気はないのですが、いつの

間にか欠如していくのが謙虚さというもので

す。

 

先日あるサイトに「謙虚さがなくなる兆候」

というものが出ていました。

 

改めて読んでみると私も思い当たる節がいっ

ぱいあります。この機会にぜひあなたもこの

謙虚さがなくなる兆候を読んでみてくださ

い。大きな事故(失敗)を未然に防ぐことが

できますよ。

 

謙虚さがなくなる兆候

 

・時間に遅れ出す

・約束を自分のほうから破り出す

・挨拶が雑になりだす

・他人の批判や会社の批判をしだす

・すぐに怒りだす

・他人の話しを上調子で聞きだす

・仕事に自信が出てきて、勉強をしなくなる

・ものごとの対応が緩慢になる

・理論派になりだす

・打算的になりだす

・自分が偉く思えて他人が馬鹿に見えてくる

・目下の人に対して、ぞんざいになる

・言い訳が多くなる

・「ありがとうございます」という言葉が

 少なくなる