「ジャパネットたかた」に学べ!

 

「ジャパネットたかた」と言えば、TV通販の

イメージが強いですが、実は、TV通販の売上

げ比率は1位ではありません。

 

売上比率は、1位がカタログや折り込みチラ

シで44%、2位がテレビ通販で31%、3位が

ネット通販で16%、4位がラジオ通販で9%で

す。

 

実際は、テレビ通販よりカタログやチラシの

方が売上が大きいのが現実。意外と言えば意

外ですが、

 

高田社長によれば、「チラシは、テレビやラ

ジオだけでは60歳、70歳の人は買わないんじ

ゃないか」と思い、はじめたと言います。

 

客層に合わせて媒体を変える、

というマーケティングの王道を実行している

のですが、素晴らしいのはその先。媒体だけ

でなく、その媒体を活かすために他の媒体を

利用していることです。

 

高田社長曰く、「全国4,000万世帯に配るこ

とにしましたが、紙の量は10トン車で100台

分。これを読まれないゴミにするわけにはい

きません。そこでTVCMで「明日の朝刊を見て

下さい!」と流したんです」。

 

要するに、チラシという媒体を宣伝するため

にTVという媒体を利用したということ。

 

これをメディアミックスというのですが、

かなり効果があります。

 

メディアミックスとは、

複数の異なるメディアを用いた広告戦略を指

します。従来のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌

の四大広告に加えて、交通広告、POP広告、

DM、インターネットなど広告にはさまざまな

媒体がありますが、それぞれにメリットとデ

メリットがあります。

 

複数の異なるメディアを用いることによっ

て、互いのデメリットを補完しあうことが

メディアミックスの目的です。

 

テレビCMは広く情報を発信して認知度を高め

ることができますが、詳細を限られた時間内

で伝えることは困難です。一方、新聞や雑誌

広告では、多くの情報量を盛り込むことがで

きるため、両者を連動させることによって認

知度を高めた上で、詳細な情報をじっくり伝

えることが可能となるのです。

 

もちろん建売住宅販売では、なかなかTVCMと

いうわけにはいきませんが「詳細はWebで」

とチラシからホームページに誘導することは

十分可能。それぞれの媒体が単発で終わらな

いよう連携させることによって認知率を大き

く上げることができます。

 

チラシとWeb、チラシと携帯、というように

メディアをミックスして利用しましょう。

ちょっとした気配りが大きな契約を生みま

す。お試しください。