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一生懸命頑張っているのにイマイチ思うよう

に会社が成長しない、という社長さんがいま

す。

 

真面目で、努力家で、一年中忙しく働いてい

るにもかかわらず、望んだ結果が出ない。

 

そんな社長に限って、うまくいかないのは自

分たちの努力が足りないからだと考えがち。

そして、もっと努力しようと社員にはっぱを

かけます。もうみんな十分努力しているにも

かかわらずです。

 

問題は、努力不足ではありません。

問題は、社員の力がひとつになっていないこ

と。それぞれの社員のベクトルが少しだけず

れていることです。

 

では、どうしたら社員の力をひとつにまとめ

ることができるのか?ベクトルを同じ方向に

向けることができるのか?ということですが

 

それを解決するのが、会社のビジョンです。

 

ビジョンとは、会社が思い描いている

「近未来像」のこと。

 

会社として「なりたい姿」 や「目指してい

るもの」「やりたいこと」などが挙げられま

す。

 

ビジョンは、会社の夢と希望をあらわした自

社の近未来像(目標)ですから、これに向か

って全社一丸体制をつくることができれば、

容易に目標が達成できるだけでなく、会社が

苦境や困難に遭遇した時にも大きな効果を発

揮します。  

 

要するに、

目指すところを、はっきりさせることです。

 

そして、どこまでそれに近づいているのかを

全社で共有すること。尚且つ、そこまでの道

筋を見えるようにすることです。

 

これだけで社員は頑張ることができ、会社は

ひとつになれます。これが会社におけるビジ

ョンの力です。

 

自分たちはどの山に登ろうとしているかがわ

からない。自分たちが登ろうとしている山の

高さがわからない。山と高さはわかっていて

も、どのルートを登っていくのかわからな

い。そんな状況では険しい山は登れません。

 

そんな状況のまま、いくら社長が

「頑張れ」「もっと工夫しろ」とはっぱを掛

けてもその効果は限定的。ブレーキを踏みな

がらアクセルを踏んでいるようなものです。

 

大切なことは、会社として目指している頂

(いただき)を明確にすること。そして、

その頂へ歩む道を具体的に示すことです。

 

あなたの会社のビジョンは何ですか?

ちゃんと社員に浸透していますか?

 

今一度、真剣に考えてみましょう。

驚くほどの効果が期待できますよ。