今、急激に業績を伸ばす会社に共通すること。

 

木こりの話を知っていますか?

 

あなたが森を歩いていると、

木こりに出会いました。

 

木こりは一生懸命木を切っていますが、

なんだかとても苦労しているようです。

 

顔は苦痛にゆがみ、汗はダラダラ。

 

斧が木に当たる音も、

ドスッというにぶい音ばかり。

全く作業が進んでいる様子がありません。

 

大変そうだなあ、と

あなたがふと目をやると、

なんてことはない。

斧がボロボロなのです。

刃は欠け、さびついて真っ茶色。

とても木が切れるシロモノではありません。

 

木こりがあまりに大変そうなので、

アドバイスをしてあげることにしました。

 

「あのぉ、刃を研いでから切ったほうが、

 もっと早く切れますよ」

 

誰が見ても、その方が効率よく木を切れるよ

うに見えましたし、その方が結果的に早く仕

事を終えるように思えたからです。

 

すると木こりは、

悲痛な声でこう言いました。

 

「刃を研いでる時間なんてないんです」

 

「・・・・・・」

 

きっとあなたは、この木こりが

愚かに見えたことでしょう。

 

なんて非効率なことをやっているんだと

思えたことでしょう。

 

しかし、あなたも

木こりと同じようなことをしている可能性が

あります。その典型がITを利用したビジネス

の仕組みです。

 

ITと聞くとそれだけで拒否反応を示す人が多

いのがこの業界ですが、とりわけ、40代以上

の経営者はその拒否反応が強い傾向にありま

す。

 

ITといっても様々なサービスがあり、どれが

あなたに必要かは一概に言えませんが、はっ

きりしているのは ITを利用すると仕事の効

率が画期的に良くなるということ。

 

木こりの斧が電動ノコギリに変わるほどの

変化が起きるということです。

 

実際、急激に売上を伸ばしている不動産関連

の業者はどこもITをフル活用しているのが現

実。そのせいか、どこも社長の年齢が30代と

いうのが特徴です。

 

もちろん売上はITを利用しなくても伸ばすこ

とはできますが、ITをフル活用すればそのス

ピードは格段に変わります。その上、仕事の

精度も見違えるほど高まります。そう、今や

不動産業界にとって社内のIT活用は必須なの

です。

 

にもかかわらず、驚くほど遅れているのが

不動産業界。その原因はほとんどが社長です。

 

社長がITに詳しくないことや、ITに対してア

レルギーがあることがブレーキになって若い

会社にあっという間に水をあけられてしまう

のです。

 

ではどうしたらいいのか?

まず社内でITに詳しい人やITに興味のある人

をIT責任者として任命することです。そして

どうすれば社内の業務をもっと効率よくでき

るようになるか、もっとITを活用して業績を

伸ばせるようになるかを提案させることです。

 

社長がITを扱えるかどうかは関係ありませ

ん。社長がITが好きかどうかも関係ありま

せん。今やITは社内に必須なもの。これをど

れだけ自由自在に扱えるかで会社の業績は

変わるのです。

 

まずは信頼できる誰かに相談しましょう。

業績アップの第一歩はそこから始まります。