中小零細企業はニッチを攻めろ!

 

あなたは「住宅すごろく」を言う言葉を知っ

ていますか?

 

収入が増えると共に住む家を変えていくこと

で、賃貸アパートから始まり、分譲マンショ

ン、一戸建てへとステップアップしていくこ

とを言います。

 

最近では、土地価格が高騰し住宅すごろくも

分譲マンション止まりと言うことが多いよう

ですが、超高齢化時代を迎え、賃貸アパート、

分譲マンション、一戸建て、都心の分譲(賃

貸)マンション、介護付き老人施設と言う流

れも出てきました。

 

まあ、これが一般的な「住宅すごろく」なの

ですが、最近はこの住宅すごろくにも変化が

あるようです。

 

例えば、リゾート移住。

最近では、バブル崩壊と共に負の遺産になっ

ていた越後湯沢のリゾートマンションを買っ

て移住する高齢者が増えているそうです。

 

他にも、バブル期に造られて空き家になって

いた戸建ての別荘地に移住してくる人も多い

と言います。

 

「リゾート地で老後を過ごしたい!」という

前向きな理由より、安く購入できることから

年金頼みの長い老後の暮らしに不安を抱える

老夫婦が終の棲家として購入するというケー

スが多いようです。

 

もっともこれはリゾートに限らず、

都心のマンションを売却して、郊外の団地を

購入する人も増えています。差額を老後の資

金にするという目的が大きく高齢者による住

宅のステップダウンが始まっているのです。

 

ある意味、これは社会構造の変化。

私たちの常識がジワリジワリと変化している

と言うことです。

 

世の中的にはアベノミクス効果で景気が良い

ようですが、賞味期限は長くありません。

 

次に来るのはオリンピック後の景気後退と高

齢者による本格的な住宅のステップダウン。

住宅すごろくの変化です。

 

中小零細企業の生きる道は、ニッチ。

隙間業界です。これは建売業界も同じ。

だとすれば、住宅のステップダウンに合わせ

た建売住宅を提供すると言うのも一つの手。

 

最近では60(ロクマル)ハウスという団塊

世代用の注文住宅も人気ですから、住宅ステ

ップダウン世代のための建売住宅があっても

不思議ではありません。

 

時代は変わります。

新しい時代にあった商品を提供しましょう。

それさえできれば新しい時代はあなたの時代

です。チャレンジする価値ありますよ。